受験勉強が孤独で辛い?むしろ勉強仲間も先生も試験本番では頼れない|勉強法・教育法⑧

受験勉強が孤独で辛い受験生・浪人生効率的な勉強法・教育法のオススメ、やり方のコツ

 

勉強において賛否の分かれるトピックとして、「勉強仲間」という概念があります。

 

勉強仲間というのは身近な友人・受験生同士で集うのが一般的ですが、近年ではSNS上で仲間を募るような動きもあります。

中学生・高校生の方には想像がつきにくいかも知れませんが、社会人の資格試験などでは周りに同志が一人もいないことはザラですので、「SNSで受験仲間と繋がっている」という方の話を実際に聞いたことがあります。

(そうしたSNSに興味があれば「勉強仲間 SNS」でググってみて下さい。)

 

一方で、孤独な状況で勉強することに対して寂しさや辛さを感じて悩んでいる方も数多くいらっしゃるようです。

 

ちなみに一匹狼の気質が強い私の場合は、そうした勉強仲間の必要性を感じたことは一度もありません。

 

では、先生は「仲間づくり」に反対の立場なのですか?

……いいえ、前回記事でも述べたように勉強法は個人差がありますし、交友関係も絡んでくるとなおさら価値観で変わります。

ですが、試験本番では「孤独力」が問われることもまた事実です

 

当記事は、「勉強仲間」を一切必要としなかった側の視点から、独りで勉強することの必要性とメリットについて解説していきます。
孤独感で悩んでいる方への精神的な後押しとしてはもちろん、勉強仲間とすでに親密な関係を築いている方への注意点という側面もあります。

 

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受験は孤独な戦い、孤独力が成功に導く

 

はじめに孤独の必要性とメリットについて考えてみましょう。

 

「試験本番では受験生は皆孤独」という成功への心得

 

まず大前提として、試験本番では誰にも頼れず独りで戦わなければならないという点をよくよく意識する必要があります。

 

塾や予備校に通っている方であれば、『試験会場前までは』スタッフ陣が応援に来ている場合もあります。

あるいは、同じ試験を受ける仲間であれば、会場の教室も同じになるかも知れません。運が良ければ、席も隣になる可能性もあります。

 

しかし、それらはどこまで行っても試験前までの話です

試験時間になれば誰もが孤独な状況になります。

すべては自分独りの判断で試験に取り組むことになります。

 

でも、一緒に戦った強敵(とも)が心の支えになったりするんじゃ?少年漫画の熱血主人公みたいな友情パワー的な。

本当に支えになるならばそれは強みです。ですが、逆に孤独で不安になるケースも多いように見受けられます。

 

これは個々人の価値観を問題にしているのではなく、実際に試験本番でどのような心理状態になっているかという現実的な話です。

もし孤独な状況で試験を受けると心理的に不安になり、普段の実力が発揮できなくなるのであれば、現実問題として孤独の戦いに慣れる訓練が必要になるということです。

 

本番環境を想定した訓練、それが孤独状態での勉強

 

本番で急に不安感に襲われる原因は様々ありますが、その中の一つとして、本番環境を想定した訓練を普段から積めていないという点が非常に大きいです。

 

例えば諫早の英雄、体操界のキングこと内村航平選手は、練習段階から個人総合の本番と同じプログラムを通して行なっていることで有名です。

 

これは、日頃の練習段階から本番を想定していることの表れとも言えます。それによって本番のほうが練習環境に近くなり、結果として心身ともに安定すると言えます。

 

当シリーズの第1回では、試験本番までの日程ごとに準備すべき点をまとめていました。

 

この第1回の記事の中でなぜトピックがこれほど多岐に拡がっているかと言うと、試験本番を想定して全てを事前に準備するという観点から組み立てているからです。

 

そうした視点から考えてみると、試験場で孤独感に負けてしまう方は、本番に備えて日頃から「孤独の戦い」に慣れておくことがもっともダイレクトな不安緩和策ではないでしょうか。

 

逆に考えてみましょう。普段から『孤独が不安で辛い』と感じる方が、試験本番で急に孤独に強くなれるでしょうか?

 

孤独は普段の学習でも時間的・精神的なメリットになる

 

孤独のメリットについて更に合理的に考えてみますが、この段落は特に個々人の価値観で受け止め方が変わってくると思います。

 

孤独の一番のメリットは、他者に時間と労力を拘束されないという点です。

他人の都合に合わせる必要性が大幅に減少するため、自分の都合に合わせて勉強時間を確保することができます。

なお、これをビジネス的な合理性から反対解釈すると、コミュニケーションにもコストが掛かるということです。

 

また、対人関係の各種トラブルから生じるリスクを回避できるというメリットもあります。

 

幸運にも良き仲間たちに恵まれてお互いを高め合えるような関係であれば有益でしょう。

ですが、実際は人間特有のネガティブな感情からギクシャクしたり衝突したりと、精神的な軋轢が生じる可能性もあります。これは試験の重圧が大きいほど顕著になるでしょう。

 

あるいは、既読スルー、SNS依存症といった現代特有の問題もあります。スマホが気になっていては勉強に集中できなくなってしまいます。

勉強にメリハリをつける方法→スマホも集中力も物理的にオンオフを切り替える|勉強法・教育法⑲

 

これらは勉強の効率性から考えるとむしろデメリットではないでしょうか。

果たして対人関係の問題に意識を奪われている状態で、それでもなお勉強に集中することができるでしょうか

 

こうした論点は、当サイトでも繰り返し述べているように、勉強は効率性こそが重要という視点からの話です。

ちょっと考え方がドライ過ぎて受け入れるのが難しいです。交友関係ってメリット・デメリットで考えて良いものでしょうか。

 

そこは冒頭でも述べたように価値観で変わる部分です。ですが、各種試験に合格するという目標達成に対する手段』として考えると、勉強仲間にはメリットデメリットもあるという点は事実です。

 

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「試験勉強は団体競技」の本当の意味

 

以上の話に対して、「試験勉強は団体競技である」という考えもあります。この点についても考察してみましょう。

 

人によっては勉強のモチベーション向上や心の支えになる可能性も

 

仲間の存在というのは、日常的なモチベーションの向上という点では、確かに人によってはメリットになるかも知れません。

ここで述べているのは依存的な関係の話ではなく、主体的で自立した個人同士で切磋琢磨するという意味合いの話です。

 

あるいは、特に将来の志望がない場合は、友人たちとの交流が進路選択のきっかけになる場合もあるかも知れません。これは人生全体に直結する部分ですので、本当にきっかけとなるのであれば非常に重要です。

 

これらはもちろん、試験対策それ自体とはまた別の話です。

『試験本番では必ず独りで問題に直面しなければならない』という点は仲間の有無では変わらない、という事実に注意が必要です。

 

「日頃の勉強に対するモチベーション」と「本番に向けたメンタルの準備」とでは分けて考えることをオススメします。

 

塾や予備校通いであれば単純にリソースの差が出る

 

現代ではネットを通じて様々な情報に触れられるため、「自分自身の情報リテラシーを駆使すれば」完全な独学でも高い学習効率を達成することも不可能ではありません。

しかし、塾や予備校に通っていれば、プロフェッショナル集団による学習指導を受けられ、各種情報や個別相談などのリソースも利用できるという点はシンプルに強みであると言えます。

スポーツで例えるなら、個人競技でもコーチ陣をつけるのと同じような話です。

 

なお、こうした点は、勉強仲間のような話とは全く別次元の話です。

塾や予備校を利用しつつも、授業外では一線を引いて独力で学習するのも一つのスタイルです。

 

専門家たちのノウハウや情報ネットワークを活用できるというのは大きな強みです。本番は孤独でも、準備段階では団体戦です

 

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まとめ

 

試験本番では誰もが孤独」というのは否定できない事実です。

 

ここで考えるべき問題は、そうした孤立無援の本番環境でも実力を発揮できるかという点です。

普段の勉強のモチベーションやノウハウなどの面では他者を頼ることもできますが、孤独力は自分自身で身につけるよりほかありません

 

逆に、受験を経て養った「孤独でも戦える力」は一生モノです

 

重要なのは本番を想定した訓練です。学力試験でもアスリートたちと同じように、メンタル・フィジカル共に準備することが重要です。

 

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