マクロ段落構造

ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

一般論とは筆者の反対説!?論説文での主張・反論の前フリという意味|論理的思考のコツ⑧

論説文では、主語を明示していなくても「世間一般の意見ではこう言われている」といういわゆる一般論が引き立て役としてよく使われます。 この一般論を筆者がどのように利用しているかが分かれば、一気に論理的な文章読解がはかどります。 この部分は誰の主張なのか、具体例の提示なのか、反対説なのか、筆者の主張の補強なのか……といった本文の情報整理は現代文や古典に限らず英語でも意識的に区別して分析する必要があります。
2019.09.09
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

指示語が読解問題にも絡む具体例!こそあど言葉は国語の長文読解でも基礎|論理的思考のコツ⑨

『こそあど言葉』すなわち『指示語』が具体的に何を指し示すかは、高校・大学受験レベルの読解問題でも必須の重要テクニックになります。 小学生で習う基礎的な文法問題のはずが、実際は長文読解における重要ポイントであり多くの受験生の盲点です。 指示語はミクロレベルの文同士を連結するのはもちろん、マクロ構造での段落同士も接続できるため、パラグラフリーディングにも前提の技術です。 また、記述問題や小論文などの論述において曖昧な指示語は採点官に悪目立ちして減点対象にされかねないため注意して下さい。
2019.11.30
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

文章構成図~ミクロ・マクロ視点による文章構造、階層表現の段落レベル|論理的思考のコツ⑮

「ミクロ視点」「マクロ視点」とは何か、その意味を具体例から分析します。 そしてミクロ・マクロ的観点から文章の各レベル、「階層構造」について考えていきます。 文章には全体のメインテーマがあり、その中の意味段落が様々な形式段落を内包してアウトライン、マクロ構造の骨格となり、複数の文が接続詞などでつながり、文はミクロの語彙力・漢字力で構成されます。
2019.09.09
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

文法は現代文の読解問題の基礎としても重要!中学国語の品詞から分析|論理的思考のコツ⑯

文法は小中学生の基本問題と思われがちですが、実際はパターン化された読解技術であり、高校生の大学入試、更には社会人に至るまで重要です。 文法は一文一文のロジックの組み立ての基礎であり、文章構成や段落間の繋がりにも強く影響します。 文法とはすなわち言葉のルールですから、古文や英語だけでなく日本語の現代文でも超重要論点になります。一字一句の違いが文の意味すら変えるのです! 文法は接続詞や助詞・助動詞を通じてミクロレベルの精読からマクロの文章構成、長文読解、小論文、パラグラフリーディングにまで影響する、大切な論理的思考の本質なのです。 まずは品詞分解から文法の勉強をしましょう。
2019.11.28
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

パラグラフリーディングのコツは文章構成のパターン化!英語も国語もマクロ視点から分析|論理的思考のコツ⑰

「文章構成」とは、マクロな文章構造・アウトラインが骨格であり、段落構成は王道・ワンパターンの積み重ねです。国語・現代文・英語・小論文を問わず、また論説文でも物語文でも共通のストラテジーです。 このマクロ視点のパターン化こそが「パラグラフリーディング」のコツであり、本来は受験のマル秘裏ワザや小手先のテクニックとは一線を画す本質的な能力です。 具体的には「序論・前置き・問題提起→本論→結論」「起承転結」「抽象論→具体化」「ミクロ・マクロの対比構造」「目的→手段」など、定型パターンだらけです。 物語文では走れメロスを例に起承転結を説明します。「小説家になろう」と考えている方にも必須の基礎知識です。
2019.09.17
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

問題提起とはメインテーマの導入!話題の方向性や意味すら変える例|論理的思考のコツ⑱

問題提起とは、主に論説文・小論文・作文の序盤で使う、読者への問いかけです。 単なる前置きではありません。文章のメインテーマの方向性を序論で示し、書き手のロジックに読み手を誘導した上で問題の解決策=筆者の意見を主張する効果的なテクニックです。 問題提起はパラグラフリーディングにおける各段落の位置付け・意味合いすら文脈的に変えます。物語文の舞台設定説明、登場人物の人格描写も同じ意味合いです。 長文読解対策はもちろん、小論文の書き方のアウトライン例も踏まえて解説します。 「IT化に伴う教育問題」「親子関係の希薄化」「子どものスマホ・SNS問題」を具体例に、詳しく解説・説明します。コツは論理的首尾一貫性です。
2019.09.30
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

二項対立・対比構造は強調の表現技法!国語・作文・小論文の例でコツを掴む|論理的思考のコツ⑲

「対比関係(対比構造・対比表現)」「二項対立」「二元論」とは、物事を『A対B』に二分して比較しロジックをシンプルに整理する考え方です。 現代文・漢文・英語いずれの長文読解問題でも筆者の主張を強調する目的で非常に多用され、逆に小論文・作文のテーマの書き方としても非常に使える表現技法です。 現代文でも英語でも、論説文でも物語文でも多用されますし、時事問題でも討論でもニュースでも頻出です。トランプ大統領によるアメリカ社会の分断も二元論的発想がベースにあります。 二元論的思考は思考の罠に入る弊害もありますが、コツをつかめば情報整理に有用な思考ツールです。 初心者から上級者まで幅広く使えるライティングスキルでもあります。
2019.10.04
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

具体的と抽象的の意味を対義語から解説!抽象化の思考が国語英語のカギ│論理的思考のコツ㉘

抽象的・具体的という言葉の意味は、対義語・反対語というより思考の両輪として理解しましょう。具体例・具体化は説明として分かりやすいですが、筆者の主張は抽象的概念に集約されることがほとんどです。それは、抽象度を上げることで様々な応用が出来るためです。
2019.09.24
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