筆者の主張

ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

not but構文の本当の文法的意味は主張の強調!例文で使い方を解説|論理的思考のコツ④

not but構文は単なる中学レベルの基礎文法ではありません!本当の機能は主張の強調であり、英語に限らず国語の文章読解や日々の生活でも頻出です! 文法はロジカルシンキングの基盤にもなる大切な技術であり、小論文や作文、論述問題でも必須事項です。 また、小説家になろうと考えているような方にも演出効果・ライティング技術の引き出しとして必須事項です。
2019.11.29
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

作者の気持ち?行間を読む?国語は本文でどう書いてあるかが解答根拠になる|論理的思考のコツ⑤

「国語に必要な能力は?」の問いに対して、『国語は行間を読もう』『空気を読もう』『想像力を働かせよう』という答えは巷に多いですが、私の答えは「文章を論理的に正確に読んで問いに答える能力」です。 運や勘ではなく、論理的思考こそが長文読解の基本であり、センスは合理的な推論の為の補完です。 国語でも英語でも、本文こそが試験問題における全ての根拠です。
2019.09.28
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

筆者の考え・主張は本文の記述が全て!それってあなたの感想ですよね|論理的思考のコツ⑥

『それは明らかにあなたの感想ですよね?』 国語・英語の論説文でも物語文でも、「筆者が本文でどう書いているか」が全ての根拠です。 本文を客観的に分析するためには、「自分の感情を排除してロジカルに読解する」ことが重要です。 『あなたの考えを述べなさい』という設問も、まずは相手の主張を論理的に理解することが前提で、文章の主旨と論理的に対応するように解答することが求められます。 これは国語や英語の問題に限らず、小説の評論や読書感想文、商品レビューにおいても同じです。独創性はその先にあります。
2019.09.10
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

その日本語の省略された主語は誰?述語の動作主体が国語の読解問題で盲点に|論理的思考のコツ⑦

日本語は英語と比較して、『主語の無い文』というのがフォーマルな文でも使われ、日常会話でも意思疎通には問題ありません。しかし、現代文や古文の試験では主語を省略する習慣が致命的な盲点となります。 物語文の登場人物の気持ちや心情、行動の読み取りはもちろん、論説文では世間一般の意見(一般論)、第三者の意見を筆者自身の主張と見分けないと情報の整理がつかなくなるからです。
2019.11.08
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一般論とは筆者の反対説!?論説文での主張・反論の前フリという意味|論理的思考のコツ⑧

論説文では、主語を明示していなくても「世間一般の意見ではこう言われている」といういわゆる一般論が引き立て役としてよく使われます。 この一般論を筆者がどのように利用しているかが分かれば、一気に論理的な文章読解がはかどります。 この部分は誰の主張なのか、具体例の提示なのか、反対説なのか、筆者の主張の補強なのか……といった本文の情報整理は現代文や古典に限らず英語でも意識的に区別して分析する必要があります。
2019.09.09
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あなたの考えを述べよ←本文に即して書くという意味・書き方の例|論理的思考のコツ⑪

小論文・国語・英語の「あなたの考えを述べなさい」という問題で、「私のオリジナリティ・個性を出そう!」と意気込んでいませんか? しかしいずれの設問にも「次の文章を読んで」「筆者の主張を踏まえ」「本文に即して」と条件設定があるはずです。 記述式も作文形式もまずは論理的に正しく読解し、適切に解答するのがコツです。 これらを無視した『独創性』はただの自分勝手な主張であり的外れな回答になります。 筆者・問題作成者と言葉のキャッチボールをしましょう。
2019.11.26
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定義とは、言葉の意味の共通認識!数学の定理と違い筆者が定義づける|論理的思考のコツ⑬

「~とは~である」で表される『定義』とは、言葉の意味を明確にすることです。国語や英語の長文読解問題での筆者自身の定義付けは、筆者の主張・考えに直結するからこそ大切です。 また、これらは共通認識、相互理解、コミュニケーションの齟齬にも関わる重要論点です。 その他、討論や小論文に役立つ考察として、数学の定理と定義の違い、文系学問特有の難しさ、法学における法律用語の定義の考え方、『壁ドン』の具体例などから解説します。
2019.09.15
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文法は現代文の読解問題の基礎としても重要!中学国語の品詞から分析|論理的思考のコツ⑯

文法は小中学生の基本問題と思われがちですが、実際はパターン化された読解技術であり、高校生の大学入試、更には社会人に至るまで重要です。 文法は一文一文のロジックの組み立ての基礎であり、文章構成や段落間の繋がりにも強く影響します。 文法とはすなわち言葉のルールですから、古文や英語だけでなく日本語の現代文でも超重要論点になります。一字一句の違いが文の意味すら変えるのです! 文法は接続詞や助詞・助動詞を通じてミクロレベルの精読からマクロの文章構成、長文読解、小論文、パラグラフリーディングにまで影響する、大切な論理的思考の本質なのです。 まずは品詞分解から文法の勉強をしましょう。
2019.11.28
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パラグラフリーディングのコツは文章構成のパターン化!英語も国語もマクロ視点から分析|論理的思考のコツ⑰

「文章構成」とは、マクロな文章構造・アウトラインが骨格であり、段落構成は王道・ワンパターンの積み重ねです。国語・現代文・英語・小論文を問わず、また論説文でも物語文でも共通のストラテジーです。 このマクロ視点のパターン化こそが「パラグラフリーディング」のコツであり、本来は受験のマル秘裏ワザや小手先のテクニックとは一線を画す本質的な能力です。 具体的には「序論・前置き・問題提起→本論→結論」「起承転結」「抽象論→具体化」「ミクロ・マクロの対比構造」「目的→手段」など、定型パターンだらけです。 物語文では走れメロスを例に起承転結を説明します。「小説家になろう」と考えている方にも必須の基礎知識です。
2019.09.17
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問題提起とはメインテーマの導入!話題の方向性や意味すら変える例|論理的思考のコツ⑱

問題提起とは、主に論説文・小論文・作文の序盤で使う、読者への問いかけです。 単なる前置きではありません。文章のメインテーマの方向性を序論で示し、書き手のロジックに読み手を誘導した上で問題の解決策=筆者の意見を主張する効果的なテクニックです。 問題提起はパラグラフリーディングにおける各段落の位置付け・意味合いすら文脈的に変えます。物語文の舞台設定説明、登場人物の人格描写も同じ意味合いです。 長文読解対策はもちろん、小論文の書き方のアウトライン例も踏まえて解説します。 「IT化に伴う教育問題」「親子関係の希薄化」「子どものスマホ・SNS問題」を具体例に、詳しく解説・説明します。コツは論理的首尾一貫性です。
2019.09.30
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

二項対立・対比構造は強調の表現技法!国語・作文・小論文の例でコツを掴む|論理的思考のコツ⑲

「対比関係(対比構造・対比表現)」「二項対立」「二元論」とは、物事を『A対B』に二分して比較しロジックをシンプルに整理する考え方です。 現代文・漢文・英語いずれの長文読解問題でも筆者の主張を強調する目的で非常に多用され、逆に小論文・作文のテーマの書き方としても非常に使える表現技法です。 現代文でも英語でも、論説文でも物語文でも多用されますし、時事問題でも討論でもニュースでも頻出です。トランプ大統領によるアメリカ社会の分断も二元論的発想がベースにあります。 二元論的思考は思考の罠に入る弊害もありますが、コツをつかめば情報整理に有用な思考ツールです。 初心者から上級者まで幅広く使えるライティングスキルでもあります。
2019.10.04
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かぎかっこの使い方と意味に注意!現代文も作文も強調のカギカッコは特殊|論理的思考のコツ㉕

国語・現代文における「鉤括弧(かぎかっこ)」の意味は多義的です。会話文以外でカギカッコが使われる場合、強調や筆者独自の定義付け・ニュアンスを含める使い方に要注意です。長文読解問題においては、その鍵括弧に特別な意味が無いか慎重に解釈する必要があります。逆に、作文や小論文においてはかぎかっこの特殊な使い方はオススメしません。
2019.10.25
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

具体的と抽象的の意味を対義語から解説!抽象化の思考が国語英語のカギ│論理的思考のコツ㉘

抽象的・具体的という言葉の意味は、対義語・反対語というより思考の両輪として理解しましょう。具体例・具体化は説明として分かりやすいですが、筆者の主張は抽象的概念に集約されることがほとんどです。それは、抽象度を上げることで様々な応用が出来るためです。
2019.09.24
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