小論文

ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

あなたの考えを述べよ←本文に即して書くという意味・書き方の例|論理的思考のコツ⑪

小論文・国語・英語の「あなたの考えを述べなさい」という問題で、「私のオリジナリティ・個性を出そう!」と意気込んでいませんか? しかしいずれの設問にも「次の文章を読んで」「筆者の主張を踏まえ」「本文に即して」と条件設定があるはずです。 記述式も作文形式もまずは論理的に正しく読解し、適切に解答するのがコツです。 これらを無視した『独創性』はただの自分勝手な主張であり的外れな回答になります。 筆者・問題作成者と言葉のキャッチボールをしましょう。
2019.11.26
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

定義とは、言葉の意味の共通認識!数学の定理と違い筆者が定義づける|論理的思考のコツ⑬

「~とは~である」で表される『定義』とは、言葉の意味を明確にすることです。国語や英語の長文読解問題での筆者自身の定義付けは、筆者の主張・考えに直結するからこそ大切です。 また、これらは共通認識、相互理解、コミュニケーションの齟齬にも関わる重要論点です。 その他、討論や小論文に役立つ考察として、数学の定理と定義の違い、文系学問特有の難しさ、法学における法律用語の定義の考え方、『壁ドン』の具体例などから解説します。
2019.09.15
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

文章構成図~ミクロ・マクロ視点による文章構造、階層表現の段落レベル|論理的思考のコツ⑮

「ミクロ視点」「マクロ視点」とは何か、その意味を具体例から分析します。 そしてミクロ・マクロ的観点から文章の各レベル、「階層構造」について考えていきます。 文章には全体のメインテーマがあり、その中の意味段落が様々な形式段落を内包してアウトライン、マクロ構造の骨格となり、複数の文が接続詞などでつながり、文はミクロの語彙力・漢字力で構成されます。
2019.09.09
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

文法は現代文の読解問題の基礎としても重要!中学国語の品詞から分析|論理的思考のコツ⑯

文法は小中学生の基本問題と思われがちですが、実際はパターン化された読解技術であり、高校生の大学入試、更には社会人に至るまで重要です。 文法は一文一文のロジックの組み立ての基礎であり、文章構成や段落間の繋がりにも強く影響します。 文法とはすなわち言葉のルールですから、古文や英語だけでなく日本語の現代文でも超重要論点になります。一字一句の違いが文の意味すら変えるのです! 文法は接続詞や助詞・助動詞を通じてミクロレベルの精読からマクロの文章構成、長文読解、小論文、パラグラフリーディングにまで影響する、大切な論理的思考の本質なのです。 まずは品詞分解から文法の勉強をしましょう。
2019.11.28
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パラグラフリーディングのコツは文章構成のパターン化!英語も国語もマクロ視点から分析|論理的思考のコツ⑰

「文章構成」とは、マクロな文章構造・アウトラインが骨格であり、段落構成は王道・ワンパターンの積み重ねです。国語・現代文・英語・小論文を問わず、また論説文でも物語文でも共通のストラテジーです。 このマクロ視点のパターン化こそが「パラグラフリーディング」のコツであり、本来は受験のマル秘裏ワザや小手先のテクニックとは一線を画す本質的な能力です。 具体的には「序論・前置き・問題提起→本論→結論」「起承転結」「抽象論→具体化」「ミクロ・マクロの対比構造」「目的→手段」など、定型パターンだらけです。 物語文では走れメロスを例に起承転結を説明します。「小説家になろう」と考えている方にも必須の基礎知識です。
2019.09.17
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

問題提起とはメインテーマの導入!話題の方向性や意味すら変える例|論理的思考のコツ⑱

問題提起とは、主に論説文・小論文・作文の序盤で使う、読者への問いかけです。 単なる前置きではありません。文章のメインテーマの方向性を序論で示し、書き手のロジックに読み手を誘導した上で問題の解決策=筆者の意見を主張する効果的なテクニックです。 問題提起はパラグラフリーディングにおける各段落の位置付け・意味合いすら文脈的に変えます。物語文の舞台設定説明、登場人物の人格描写も同じ意味合いです。 長文読解対策はもちろん、小論文の書き方のアウトライン例も踏まえて解説します。 「IT化に伴う教育問題」「親子関係の希薄化」「子どものスマホ・SNS問題」を具体例に、詳しく解説・説明します。コツは論理的首尾一貫性です。
2019.09.30
ロジック本質講義~国語・英語・長文読解のコツ

二項対立・対比構造は強調の表現技法!国語・作文・小論文の例でコツを掴む|論理的思考のコツ⑲

「対比関係(対比構造・対比表現)」「二項対立」「二元論」とは、物事を『A対B』に二分して比較しロジックをシンプルに整理する考え方です。 現代文・漢文・英語いずれの長文読解問題でも筆者の主張を強調する目的で非常に多用され、逆に小論文・作文のテーマの書き方としても非常に使える表現技法です。 現代文でも英語でも、論説文でも物語文でも多用されますし、時事問題でも討論でもニュースでも頻出です。トランプ大統領によるアメリカ社会の分断も二元論的発想がベースにあります。 二元論的思考は思考の罠に入る弊害もありますが、コツをつかめば情報整理に有用な思考ツールです。 初心者から上級者まで幅広く使えるライティングスキルでもあります。
2019.10.04
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方言と共通語・標準語の使い分けが大切!話し言葉と書き言葉の違いとも関係する|論理的思考のコツ㉔

方言と共通語・標準語の使い分け、話し言葉と書き言葉の使い分けは、資格試験の論述、受験の小論文、作文、ビジネス文書など幅広く必須となる文章能力です。まずはそれらの違いを知り、特にフォーマル・学術などの場面ではTPOに応じて使い分けましょう。話し言葉にはネットスラングや新語・流行語も含まれます。 特に方言やイントネーションは、試験で減点対象となるだけでなく社会生活や仕事上における対人関係・コミュニケーション上でトラブルを招く原因にもなります。 これらは大学・学術研究だけでなく社会人の教養としても重要ですので具体例を通して解説していきます。異文化交流が盛んになるほどスタンダードの言語が大切さを増します。 また、方言と共通語・標準語のバイリンガル化の具体的方法として、まず方言からググって調べる方法を解説します。これは方言文化の再発見にも繋がります。
2019.09.25
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