USDAオーガニック認証とは~自然食品通販サイトiHerbのおすすめ│iHerbブログ⑪

USDAオーガニック認証、アイハーブアイハーブのおすすめ人気商品・iHerb購入品レビュー

 

アイハーブをはじめとしたオーガニック系通販サイトを見ていると、USDA ORGANIC」という円形のシールがよく出てきます。(シールと言うよりプリントですが)

 

USDAというのはアメリカ合衆国農務省のことであり、日本で言えば農水省にあたるような中央省庁です。

シンプルに考えると、国家レベルでオーガニック製品を認証する制度と言えます。

 

USDAオーガニックが具体的にどのようなものかについて、USDA自身が発表している公式の情報ソースが個人的に気になりました。

そこで、USDAの一次ソースから重要なポイントを日本語でカンタンにピックアップしてみたいと思います。

 

当記事はこれから認定を受けたい事業者様向けではなく、一般ユーザー側の目線から個人的に調べて意訳してみた内容ですのでご了承下さい。

 

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USDAオーガニックとは:オーガニック先進国アメリカの認証制度

 

3年間のオーガニックな土地づくりが義務付けられる

 

まずは、オーガニック素材の基盤となる土地づくりについて見てみます。

 

ここに、USDAオーガニックの基準についてUSDA自身がまとめた公式ページ(英語)があります。

 

その中に、農業生産者向けのガイドがPDFでアップロードされています。

To achieve organic status, a 3-year transition period is required. In other words, no prohibited substances may be applied to the land for 36 months prior to the harvest of any crop
that will be represented as organic.

Guide for Organic Crop Producers(PDF)Page9

 

以上の引用文をザックリと意訳すると、以下のような感じです。

USDAオーガニックの資格を得るためには、3年間の移行期間が必要です。言い換えると、オーガニック表示をしたい農作物の収穫に先立って36ヶ月間はあらゆる使用禁止物質をその土地で使ってはならないということです。

 

これって……3年間は何も出来ないってことですか?

いいえ、作付け自体は移行期間中にやっても構いません。ただし禁止物質を使うとそこでアウトになりますが。

 

※ちなみに、使用が認められる物質・禁止される物質は以下のように事細かく規定されています

The National List of Allowed and Prohibited Substances│Electronic Code of Federal Regulations (電子版連邦規則集)

 

厳しい査察制度、無予告の検査すら可能

 

でも、こんなの適当に誤魔化せるんじゃない?

そこで重要になってくるのが厳しい査察制度です。

 

査察については、以下のように述べられています。

Every organic farm must be inspected each year. (中略)It is the inspector’s responsibility to verify that the system plan accurately reflects the operation and that the farmer is
following the plan, as well as to look for any violations.
Guide for Organic Crop Producers(PDF)Page9

要するに、USDAオーガニックの認証を受けたい農場は毎年必ず査察を受けなければならない、ということです。

そこで、予め届け出た計画を正確に反映できているか、そしてもちろん規則違反をしていないかを職権で確認される、ということになります。

 

そして、その監査人の職権というのが非常に強力であると言えます。

During the inspection, you must allow the inspector complete access to your operation,
including all production facilities and offices. Additional inspections may be announced or
unannounced at the discretion of the certifier or the State organic program.

1行目は、製造設備からオフィスに至るまで全ての査察を認める義務があるということです。

加えて、2行目は認証サイドの裁量しだいで無予告の追加監査も出来るということです。

 

日本で言えば、これはガサ入れ(家宅捜索)を想像した方が近いレベルではないでしょうか。

 

いやあ、無予告で全部見られるなんてキツイっす。

ですが、USDAオーガニックの認証が無ければそれだけでオーガニック市場では見向きすらされなくなることでしょう。

 

なお、実際に認定に当たった団体等は「Certified Organic by Oregon Tilth」といった具合でラベルに明記されているのが見受けられます。※ちなみにOregon Tilthは自身がオーガニック農法を推進する世界的な非営利団体であり、連邦政府からエージェントとして認定を受けて認証業務を行なっている形になります。(民間主導)

 

USDAオーガニックシール:95%以上のオーガニック素材、Non-GMO

 

USDA(アメリカ農務省)公式サイトに分かりやすい画像が挙げられています。

 

まずコチラは、USDAオーガニックの前提となる制度や条件面についてカンタンにまとめています。

Behind the USDA Organic Seal Fact Sheet(画像)

 

栽培・製造過程で使用できる物質は先程の規則で規制されていますが、対象となる範囲は肥料・抗生物質・成長ホルモン・人工保存料・調味料・着色料と実に多岐にわたります

加えて、Non-GMO、つまり遺伝子組み換え作物が使用禁止となっている点も大きいです。※USDAオーガニックとは別にNon-GMOプロジェクトという認証制度もあります。

 

以上の前提を踏まえた上で、USDAオーガニックシール・ラベル表記の話に至ります

Organic Labels Explained Fact Sheet(画像)

Labeling Organic Products Fact Sheet(pdf)

 

↑の画像では4つの区分が示されていますが、実質的には以下の3つがラベルの分類になっています。

  • ①100%オーガニック:素材や加工過程における添加物のうち100%がオーガニック認定されている。
  • ②(通常の)オーガニック95%以上がオーガニック認定された素材。
  • ③70%以上がオーガニック認定された素材、30%以下の非オーガニック素材も一定の制限を受ける。

 

このうち、例の丸いマークが使えるのは①と②だけです。

逆に言えば、オーガニック認定を受けていない原料が5%を超えただけでUSDAオーガニックのシールは使えない、ということです。

 

ちなみに③を満たせば「Made with organic ○○(素材名)」とパッケージに表記することは可能ですが、シールは使えません。

そして、④オーガニック素材が70%を切ったら「organic」と商品パッケージに表記することすら許されないということになります。つまり、69%オーガニックであってもオーガニックは名乗れないということです。

 

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オーガニック通販サイトと言えばアイハーブ

 

まとめにかえて、オーガニックに興味のある方にはアイハーブがおすすめです

※詳しくは以下の記事で特集しています。

 

せっかくですので、アイハーブの人気商品の例を挙げてみます。

 

Y.S. Eco Bee Farms, 100%認証オーガニック生はちみつ

100%認証オーガニック生はちみつ、Y.S. Eco Bee Farmsこちらのハチミツは先程述べた100%オーガニック認証を受けているため、パッケージでデカデカと「100% CERTIFIED ORGANIC」を名乗れています

味の方はザ・自然でプレーンな蜂蜜といった感じで、正直美味しいと個人的に思います。

ちなみに記事作成時点ではレビュー数2770・星平均★4.5となっており、まさに世界的に人気なオーガニック蜂蜜であると言えるのではないでしょうか。

 


 

次に、100%ではない普通のUSDAオーガニックがどのようなものかについても見てみます。

 

Nature's Path, オーガニック・ヘリテージ・フレークシリアル

このシリアルは甘い系ではなくプレーン系ですが、穀物的な美味さを私は感じます。

そして、USDAオーガニックのシールがある時点でオーガニック素材95%以上であることを意味します

 

ちなみに、こちらのシリアルの原材料は以下のように表記されています。

成分その他
カムットコラサン小麦粉*、小麦ふすま*、全粒小麦粉*、全粒粉*、全粒小麦粉*、大麦粉*、全キビ*、大麦麦芽エキス*、キノア*、海塩蜂蜜*

ご覧の通り人工甘味料などは無添加で、アンデス原産のスーパーフードとして話題のキヌア(キノア)まで含まれています。

 

ここで注目すべきは、「アスタリスクのついている原材料はオーガニック素材」という点です。

つまり、オーガニック認証されていないのは海塩だけということです。

 

もちろん原材料については個々の商品で違ってきますので、気になる方は随時チェックしてみるのがおすすめです。

 

全体的にコスパが良くて割引も多いですので、オーガニック志向の方には是非ともアイハーブをオススメしたいと思います

 

※アイハーブ(iHerb)の使い方ガイド・日本語化・留意点コチラ

※記事本文でご紹介の商品リンクから飛べば紹介コード割引【GHZ5033】とプロモコード【10LOYALTY】が自動適用されます。(最新の割引制度は公式サイトで確認してください)

 

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