音楽を聴きながら勉強しても良い!モチベーション向上効果が重要|勉強法・教育法㉔

音楽を聴きながら勉強、モチベーションアップ効率的な勉強法・教育法のオススメ、やり方のコツ

 

Youtubeを聴きながら勉強なんてダメでしょ?今すぐやめなさい。

えー?はぁ~あ、勉強ダルいのになぁ……。

いいから黙って勉強しなさい。

 

このようなケースを実際に聞いたことがありますが、果たして「ながら勉強は非効率であり止めさせるべき」ものなのでしょうか

 

現実問題としては、ケースバイケースで考えていくべきトピックです。

 

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勉強嫌いには効果的な「音楽を聴きながら勉強」

 

勉強嫌いにとっては音楽が勉強の導入に役立つこともあります

 

「ながら勉強」はあくまで同時並行、SNSソシャゲは非推奨

 

まずはじめに、当記事で述べる「ながら勉強」というのは、あくまでも勉強と完全に同時並行できるものに限ります

従って、記事タイトルのように音楽やYoutubeを「聴きながら勉強」するというのが今回の主題になります。

 

一方、スマホでSNSをチラチラ確認しながら、あるいはソシャゲーを進めながら勉強するようなスタイルは基本的にオススメできません

なぜならば、これらは音楽などとは違い、完全に集中の焦点が切り替えられてしまうからです。

スマホを握って別のことをやっている時というのは、もはや勉強とは全く別のタスクに意識を集中していることを意味します。

(つまり、Youtubeでもボイスドラマの内容を真剣に聞き取ったり映像に見入ったりすると話が違ってくる)

 

※なお、スマホ関連については「勉強のメリハリ」という観点から別記事で特集しています。

 

オンオフの切り替えという点で考えると、SNSやソシャゲーについては休憩中にやるといったようにルール化することをオススメします。
なお、音楽の場合はむしろスイッチをオンにするルーティンとしても使えます。

 

賛否の分かれる「ながら勉強」、集中力の分散かモチベーションか

 

最初に確認すべきこととして、「ながら勉強」には賛否両論があります

 

賛成派と反対派の主要論点をザックリとまとめると、以下のような具合かと思われます。

  • 賛成派:音楽でモチベーションが上がる。苦しい勉強が楽しくなる
  • 反対派:音楽を聴く方にも集中力が分散してしまって学習効率が下がる

 

結局どっちが正しいんだ?

これってどっちも一理あるんじゃないのかな?

こうしたメリット・デメリットは各人の認知構造や性格の個人差も影響してきますし、聴く音楽それ自体の違いもあります。

よって、単純に良い悪いで一概に断定できるものではないと言うことです。

 

逆に言えば、だからこそ賛否両論あると言えます。

 

勉強嫌いの私には、音楽を聞きながら勉強するのが効果的だった

 

ちなみに当記事を書いている私は、世間一般で言う『勉強嫌い』の部類に入る生徒でした。

 

私の場合は、進学一筋の道を歩んできましたので、勉強の必要性というのはリアルに理解していました。

ですが、それだけ勉強する理由や目的がハッキリしていても、実際に気が進むかどうかはまた別問題です。

 

特に、私は机に座って黙々とやるような『お勉強』が非常に苦手なタイプで、逆に興味の湧いたことであれば遊び感覚で延々と調べて学んでいくような生徒でした。

今の時代であれば、アクティブラーニングと親和性の高いスタイルと言えるかも知れません。

 

そうはいっても、座学も一定以上やらないと試験で必要な基礎学力をバランス良く習得しにくいというのもまた事実です。(日本の受験システムが本質的に変わらない限りは)

 

そこで私は、座学では音楽を聴きながら勉強するスタイルをとっています。

そして、今でも記事を作成する際などには、音楽を聞きながら作業することが多いです。

 

もしも「ながら勉強」を禁止されたとすれば……更に勉強のやる気を失ったことと思います。そういう意味で効果的でした。

 

勉強嫌いにとって学習効率は二の次、そもそも勉強量ゼロでは意味がない

 

ここで考えるべきは、学習効と実際の学習効との違いです。

 

この関係について極限までシンプルに考えると、以下の式が成り立つと言えるでしょう。

学習効果=学習効率×学習量

 

この式が意味するのは、どれだけ学習効率について論じたところで、そもそも勉強しなければ学習効果はゼロのままだということです。

 

つまり、勉強は最初の導入が第1関門であるということです。

一般的に、自分にとって気の進まないことというのは、最初のやり始めが精神的にもっとも高いハードルになります。

 

練習やりたくないなあ』とか言いつつやり始めたら何やかんやで続けてしまうっていうアレか!

 

学習効率云々というのは、勉強に取り組むことそれ自体が出来るようになってからの話です。

まずは勉強量ゼロを1にすることが何よりも先決です

 

むしろ音楽を聴くために勉強する、いかにスムーズに導入できるか

 

どうしても勉強するのが億劫であれば、むしろ音楽をメインに勉強を進めるスタイルも一つの選択肢です。

ちなみに当時の私の場合は、比率としてはむしろ音楽:勉強=7:3くらいの要領でやっていました。

 

単純な学習効率だけで言えば、決して良い方法とは言えません。やっていることはマルチタスクそのものですので、集中力が分散することは否めません。

しかし、勉強時間ゼロの状態と比べれば雲泥の差です。

 

そうして一旦勉強を進め始めれば、集中の比率はどうあれとりあえず勉強は続けやすくなります

私の場合は、ながら勉強を進めていくうちにいつの間にか分からない問題を意地で調べ始めるようなこともありました。

 

音楽メインで「ながら勉強」をするというのは、つまりスムーズに勉強に導入することに重きを置いた学習メソッドということです。

別の表現をすると、音楽が勉強に入るハードルを下げてくれるということです。

 

そうこうしていくうちに、当シリーズでご紹介しているような解き直しなどの合理的な学習メソッドが構築されていったということです。

 

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「音楽を聴きながら勉強」による学習効果の違い

 

音楽のジャンルでも違う、モーツァルト効果と激しい音楽

 

では、一応真面目に勉強できる人にとっては、音楽を聴きながら勉強するのは学習効率が悪いのでしょうか。

 

実際は、聴く音楽によっても大きく違ってくることでしょう。

例えば、モーツァルトを聴きながら勉強する場合と、ブルータルデスメタルを聴きながら勉強する場合とでは、果たして単純に比較が出来るでしょうか。

 

ブルータルデスメタル?

マキシマムザホルモンをもっと激しくした感じ。

 

モーツァルトのようなクラシックに関しては、モーツァルト効果が有名です。

元々のモーツァルト効果それ自体は賛否両論なのですが、クラシックをBGMとして流すことでリラックス効果や集中力の向上を図るといったことは世間的にもよく行なわれています。

 

一方、デスメタルが単純に人間の暴力性を高めるかと言えば一概にそうとは言えず、むしろポジティブな心理的影響を与えるという研究もあるようです。

 

こうした研究結果というものは、日々変わっていくものです。

なぜならば、実験の条件設定、研究者自身の切り口や問題意識などによっても違いが必然的に生じてきますし、被験者が人間であればなおさら個体差の問題があります。

(モーツァルト効果であれば、何をもって効果があったと結論付けるのか、被験者の選択基準をどうするか、そもそも被験者の何を計測するのかだけでも話は変わってきます。)

加えて、そもそも脳科学をはじめとした科学的知見それ自体が日々変化し続けているという現状もあります。定説ですら一つの発見で覆る可能性もあります。

 

間違いないのは、人によって、音楽によって学習効果は違ってくるという点です。

 

クラシック嫌いの人が無理にクラシックを聴きながら勉強したところで、前述のようなリラックス効果などが生じるかは疑問です。むしろ逆効果ならば、普通に勉強すれば良いだけの話です。

ダンスミュージックで例えれば、ハードトランスやガバテクノとチルアウトでも各人の反応は違ってくることでしょう。

 

歌詞に脳のリソースが割かれるか否かでも集中力は変わる

 

あるいは、エモーショナルに日本語の歌詞を歌い上げるような音楽と、ボーカルの無いBGMとでもまた違ってきます。

日本語の歌詞の場合、聞こえてきた日本語の解釈に言語野などのリソースが割かれてしまうため、必然的に集中力も分散することは否めません。

つまり、勉強で主に使う領域と重なってマルチタスクになってしまうということです。

 

一方で、ボーカルの無いBGMの場合は、歌モノに比べるとそうした脳のリソースが余計に割かれることはなくなると言えます。

例えば自分の好きなアニメやゲームのサントラを聴きながら勉強しているような方も多々居ます。

 

アニゲー界の劇伴ってなんとなく聴き流されがちだけど、何気にクオリティ高いんだよなあ。

 

モチベーションへの影響はまた別の話、スターターとしての役割も

 

では、単純にBGMが正義で歌モノは非推奨かと言えば、そうとも言い切れません。

 

人によっては、「モチベーションの上がる音楽」が存在することに気付くはずです。

ここでのモチベーションアップ効果が集中力の阻害を上回っていれば、トータルで学習効果は高まる可能性もあります

 

つまり、気が進まない中で必死に頑張って集中しようとするよりも、多少はマルチタスク気味になろうとも気分が乗った状態で勉強するほうが集中できるのではないか、と言うことです。

前半の勉強嫌いのケースでは、それがゼロか1かで表れやすいということです。

 

なお、勉強のスターターとして音楽を活用するという発想もできます。

例えば、勉強のやり始めにモチベーションをアゲまくって、長文読解などの深い学習内容に入ったら選曲を変えるか音楽を切るというような使い方です。

あるいは、勉強に意識が集中し始めたら自然と音楽から離れていくようなこともあります。

 

ちなみに、こうした流れがルーティンになれば、そのまま試験前のリラックス兼集中法としても活用できます。これは、スポーツ選手が試合前に音楽を聴いているのと同じようなメンタルコントロールになります。

 

特定の脳波を促して学習効率を上げる音楽も

 

更に踏み込んで、脳波を一定の状態に促すための音楽もあります。

 

例えば、効果的なヒーリングミュージックであれば、リラックスと集中につながるアルファ波が脳波として出るようになるはずです。

少なくともヒーリングミュージックに対してバリバリ言語野が働いてしまうようなことはほぼ無いはずです。(それではそもそもヒーリングの意味がありません)

 

あるいは、シータ波を促してより積極的に学習効率の向上を図るものもあります。

 

なお、こうした音楽でも、同じように個人の好みやモチベーションの問題が関わってきます。クラシックの話と同じです。

 

自習室や通勤通学時間の場合は騒音のシャットアウトとして機能

 

なお、自習室や通勤通学時であれば、周りの騒音のシャットアウトとして音楽は機能します。

 

特に電車やバスなどでは、ノイズキャンセリング機能のあるカナル型イヤホンを使うのがオススメです。

どれほどの効果かと言えば、地下鉄に乗っていても騒音が気にならなくなるレベルです。

 

応用:ながら勉強から入り、一人エア授業に繋げる

 

以前、私が強くオススメした学習法に、一人エア授業があります。

 

カンタンに言えば、人にモノを教える(あるいは推理する)ように言葉にすることによって、思考整理とアウトプット効果が両方得られるということです。

 

その際、自分で言語化して発声するには音楽が邪魔になってしまいます

ですので、私は一人エア授業モードに入ったら音楽を切るようなやり方をしています。

 

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まとめ

 

今回の内容をザックリまとめると、以下のようになります。

  • 勉強嫌いはまずは何より「勉強を始めるための導入」が大事、学習効率を考えるのはその後
  • 音楽のジャンル個人差でも話は変わる
  • ボーカル・歌詞の有無でも変わる、マルチタスク化で集中力が分散する問題
  • 音楽を通じて積極的に特定の脳波を促すものもある
  • モチベーションアップ効果が集中力の分散を上回れば学習効果も変わってくる
  • 音楽を勉強のスターターに使い、勉強が軌道に乗ったら音楽を消すという応用

 

音楽の趣味や感受性というのは特に個人差が激しい要素です。

同じ音楽ジャンルのファンですら、好みが真っ二つに割れることも多々あります。

 

ですので、他の学習法にも言えることですが、自己分析をすることが大切です。

その上で、自分に合った形で音楽の力を活用してもらえれば幸いです

 

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※連載シリーズ①「論理的思考のコツ・本質講義」→ 各話リスト

※連載シリーズ②「効率的な勉強法・教育法」→ 各話リスト

 

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