受験生も社会人も、健康増進のために各種サプリメントを摂取している方は多いかと思います。
その中でも、マルチビタミン・ミネラルを利用している方は多いことでしょう。
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そこで、マルチビタミン・ミネラルの選び方の注意点とオススメをご紹介します。
サプリメント類はいずれもアイハーブのアメリカ産サプリがオススメですが、品揃えが豊富ゆえに、各々の違いを比較して選ぶ必要があります。

ポイントは、「過剰摂取」と「高品質・高コスパ」の2点です。
「知識はあるのでオススメアイテムだけ知りたいです」という方は → コチラ
ベースサプリメントの発想、高品質なアメリカ産サプリ
ベースサプリメントとは:栄養素の基盤作り、健康維持
まずはじめに、サプリ界隈にはベースサプリメントという考え方があります。
ベースサプリメントとは、「体に必要な栄養素をサプリメントで網羅的に補ってしまおう」という考え方です。
もちろん食生活の改善が一番ですが、誰もが管理栄養士のように管理できるわけでもありません。よって、先にベースサプリで栄養不足を穴埋めすれば良いということです。
その点、マルチビタミン・ミネラルはベースサプリメントとして打って付けであると言えます。

こうした考え方は、健康維持を目的としている人とも親和性が高いかも知れません。
ベースサプリメントには品質管理の厳しいアメリカ産を
ベースサプリメントを選ぶ際には、アメリカ産のサプリメントがオススメです。
過去記事でも述べたとおり、アメリカのサプリメントは世界的にも認証が極めて厳しいことで有名です。
cGMPについて要点だけをカンタンに述べると、アメリカでは「原材料の仕入れ・中間製品・最終製品の各段階の全て」で品質保証が求められ、科学的に有効な方法で同一性を試験しなければならない、ということです。
更に、FDA(アメリカ食品医薬品局)という連邦政府の機関が直々に製造施設を査察するということです。
そして、このcGMPを取得していなければ、何か事故を起こしていなくとも販売禁止措置になるという厳格な管理がされています。
医薬品ではないにもかかわらず、です。
よって、アメリカで流通しているサプリメント類については、「どうせ表記通りに成分が入ってないから効果がないのでは」というようなリスクは極めて低いと言えます。
アイハーブの場合は、それに加えて世界の150カ国以上で利用されているという圧倒的なスケール感もあります。これは言ってしまえば、世界150カ国以上の国で臨床実験をやっているようなものです。
加えて、周知の通りアメリカは訴訟大国です。

アイハーブでロングセラーになるということは、世界を相手に生き残っているということです。後は個々人の相性次第です。
アメリカのサプリ業界を取り巻く事情、医療保険制度
こうした厳しい基準の背景には、アメリカの医療制度が関係しています。
例えば、「アメリカで救急車を呼んだら100万円請求された」といったような話は聞いたことがあるかも知れません。(実際は数十万であったり数百万であったり)
こうしたことが起こるのは、アメリカの個人主義・自由主義にあります。つまり、日本のような国民皆保険制度が存在しないという社会制度がその根源にあります。(そこを改革しようとしたのがいわゆる『オバマケア』ですが、日本人の想像する「公的保険」とはまるで別物です)

100万円なんか請求されたら逆に卒倒して倒れそうですね。
そうすると、一般市民の間で「病院に頼らず健康を維持したい」という発想が出るのはごく自然な流れです。
だからこそ、アメリカでは病気予防・健康作りのためにサプリメントに求められる水準が非常に高いと言えます。加えて、競争の結果としてコスパも格段に改善されているとも言えます。

アイハーブではAmazonや楽天と同じような使用感で個人輸入が出来ますから、是非とも上手く「利用」しましょう。
※マルチビタミン・ミネラル単独では税関に引っ掛かるような要素は思いつかないですが、一気に大量購入する場合には関税に注意しましょう。(ボーダーは大体1万5000円前後)
サプリの選び方:過剰摂取による副作用に注意
問題が起きるのは過剰摂取が原因
マルチビタミン・ミネラルについて調べてみると、『むしろ逆効果になる』といった言及も見られます。
ですが、そもそもビタミン・ミネラルは体に必要だからこそ栄養素の主軸に据えられているのではないでしょうか。
この問題の根源にあるのは、過剰摂取です。
どのような薬でも摂り過ぎれば害になりますが、それはビタミンやミネラルでも変わりません。
以下、管理栄養士による解説記事から引用します。
■ビタミンAの過剰症
- 頭痛、顔面紅潮、皮膚の乾燥、筋肉痛、食欲不振、関節痛、皮膚色素沈着、脳圧亢進、急性中毒、胎児奇形、仮性脳腫瘍、吐き気、嘔吐など
■ビタミンDの過剰症
- 食欲不振、吐き気、頭痛、皮膚のかゆみ、腹痛、筋緊張低下、脱水症、下痢、便秘、多尿、腎石灰化、腎不全、尿路結石、高血圧症、不眠など

ヒエェ!ビタミンって実はヤバい奴だったんか……。

いやいや、過剰摂取がいけないって話だよね。
あるいは日本で近年露呈した問題として、学生陸上界での鉄剤注射もその一例です。
事の発端は、中高生の長距離走選手に対して「鉄分を直接注射することでパフォーマンスを上げる」というドーピング紛いの行為が横行したことです。その結果、鉄分が過剰に体内に蓄積されたことが原因で引退後も後遺症が残ってしまったという学生が続出していることが問題の根幹です。
【会見レポート】鉄剤注射に関する今後の対策について:日本陸上競技連盟公式サイト
最近になってようやく鉄剤注射の禁止が本格的に推進されそうな潮流が出来つつありますが、「実際はもっと昔から横行していた」という声もあります。
こうした問題は、いかに過剰摂取が軽視されてきたかの表れでもあります。
ちなみに、世界的な医学事典であるMSDマニュアルには以下のように記述されています。
鉄を必要量を超えて徐々に摂取すると、過剰な鉄が全身の組織に蓄積されます。鉄が内分泌器官(特に、膵臓、性腺、下垂体)、肝臓、心臓に蓄積すると、症状や合併症が生じる可能性があります。
鉄剤の過量投与など、一度に大量の鉄を摂取すると、非常に危険です。鉄中毒(鉄中毒)では、消化管、肝臓、心臓、脳が損傷を受け、死に至ることもあります。
急性中毒ももちろん危険ですが、長期的な蓄積というのは気付きにくいため注意が必要です。

これらは極端なケースですが、成分表を見ずにサプリを多用してしまうと過剰症が起きるリスクが高まります。
成分表の1日あたり所要量を必ず確認(% Daily Value)
過剰摂取のリスクを知ったところで次に気をつけるのは、成分表の1日あたり所要量です。
英語では「% Daily Value (%DV)」と記載された部分です。
試しにアイハーブの記載例を見てみましょう。
この画像の成分表記の例では、1日3錠分に含まれる成分量になります。そして、画像の「%日量」というのが1日あたり所要量になります。
※ちなみにこれは「1回(Serving)あたり△錠」に対しての含有量であり、よって1錠ごとの成分ではなく「1回分=△錠分」の成分表記となります。(「1回1錠」であれば結果的に1錠あたりの成分表記になります)
ここで注目すべきは、所要量100%を遥かに超えている部分です。
先程挙げたビタミンAであれば、日本で定められている耐容上限量は成人で2700マイクログラムです。(耐容上限量というのは「ここまでなら健康的にセーフであろう」という目安)
それに引き換え、この成分表のビタミンAの含有量は3000マイクログラムかつ所要量の333%です。これはつまり、推奨の3倍を超えている上に日本の耐容上限量まで超えているということです。
他にも、葉酸の1000マイクログラムというのもいささか多いように思われます。
なお、ビタミンB群は余剰分が体外に排出されやすく過剰症が起きにくいとはいえ、数千%はさすがに必要ないように思われます。
注意すべきは、こうしたサプリに加えて食事から摂取する栄養も加わるという点です。
よって私が上記の成分表を読んだとすれば、成分表示の3分の1である1日1錠の摂取でも十分すぎる量であると判断します。
※アイハーブ=アメリカで普通に販売されているということは、実際はそうそう健康問題は起きないのかも知れません。ただ、専門知識のない一般人はセーフティに考えた方が良いと個人的に思います。

別のサプリや栄養剤も併用するのであればなおさら要注意です。意外とそこかしこにビタミン・ミネラルが配合されているものです。
※ちなみに、容量の方はグラム単位ではなく「IU」で表記されているケースもあります。(IUというのは栄養素ごとに個別に定められた国際的な単位)
その際の耐容上限量などを調べたい場合は、例えば「ビタミンD3 耐容上限量 IU」などと検索すれば見つかります。
「含有量は少なめで単価が安く高コスパ」という一石二鳥
理想を言えば、食事もサプリもすべて合算して栄養素を計算するのが一番です。
とは言え、ほとんどの人はそこまでやらないかと思われます。かく言う私もそこまでは計算しません。
よって、本当に一般向けにオススメできるマルチビタミン・ミネラルというのは、「1日あたり所要量を超えずに薄く広く栄養素を補える」ようなサプリであると言えます。
そして、各栄養素の含有量が少ないものはそれだけ単価も安い傾向にあるように見受けられます。
つまり、過剰摂取のリスクを減らしつつ価格も安く抑えられて一石二鳥の高コスパということです。

成分量が少なく安い方が良いってことですか。逆説的ですね。

あくまでも日頃の食事で抜けた部分の穴埋めがいくらか出来れば良いという発想です。

計算とか面倒だしそれでいいや。
なお、ビタミンB群や鉄分など、一部の成分に絞った単剤もあります。
よって、本当は「普段の食事では足りていない栄養素」を単剤でピンポイントに摂るのが理想なのですが、前述の通りそこまで計算する人はごく一部かと思われます。
だからこそ、マルチビタミン・ミネラルは「薄く広く」の方が一般向けだということです。
食事だけで十分摂取できている栄養素でも過剰摂取になりにくく、逆に足りていない成分は一定程度補える、という発想です。
まとめ:アイハーブのおすすめマルチビタミン・ミネラル
まとめに代えて、最後におすすめのマルチビタミン・ミネラルをご紹介します。
ここまでの解説を踏まえた、含有量控えめで高コスパなサプリです。
※以下、値段表記は為替レートやセールなどで変動しますので、詳しくは各商品ページで確認して下さい。
※アイハーブ(iHerb)の使い方ガイド・日本語化・留意点は → コチラ
※記事本文でご紹介の商品リンクから飛べば紹介コード割引【GHZ5033】とプロモコード【10LOYALTY】が自動適用されます。(最新の割引制度は公式サイトで確認してください)
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まず、圧倒的に単価が安いのはコチラになります。成分はまさしく広く浅くで、200回分で1000円を切るという凄まじいコスパです。(もちろんcGMPです)ちなみにレビュー数は1000に迫る勢いで星平均★4.5という評価です。(記事作成時点で)
過剰摂取がほぼ問題にならないビタミンB12でも1日所要量の300%に抑えられています。
なお、こちらは名目上は男性向けとなっており、鉄分が外されています。
対して、女性向けバージョンの方には女性に不足しがちな鉄分も含有されているのですが、何故か男性向けには含まれていない合成着色料が入っているのが個人的には気になります。
ただ、こちらはメンズでも全体的な成分量が控えめであり、女性でも普通にメンズを使っているというレビューもあります。一番大きな違いは鉄分の有無になります。(男女にかかわらず、合う合わないは個々の生活や体質次第です)
続いては、100%ベジタリアン・ヴィーガンにも対応しているDEVA社です
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こちらはビタミンB群やCなどの比較的多めに摂取しても大丈夫な成分を増しています。
注目すべき特色は、様々な野菜類を凝縮した自然派サプリという点です。中には、スピルリナ、クロレラ、アシュワガンダ、エレウテロ(エゾウコギ)といった単体でもサプリになるような原材料も目に付きます。
それでいて180回分で2000円前後というコスパです。(100%ビーガン対応でこのコスパ)
なお、鉄分フリー版は鉄分が外されていますが、鉄分入りのバージョンもあります。
次に、同じDEVA社製で更に成分量をフラットにして安くしたバージョンもあります。
こちらはすべての成分が所要量の100%以下で鉄分も50%入りという、まさしく必要最小限を押さえたマルチビタミン・ミネラルです。それでいて180回分で1200円前後です。
アメリカのサプリメントは基本的に錠剤のサイズが大きくて戸惑う方も多いのですが、こちらは非常に小さな錠剤ですので、そうした点でも一般向けです。
また、低用量ですので、中高生で大人向けサプリを呑むのであればこちらで十分すぎるのではないでしょうか。(あくまでも個々の成長段階や栄養状況等を加味することが前提であり、過剰摂取には要注意です)
あるいは、他の栄養素をサポートするビタミンB群だけを補うといった選択肢もあります。
ちなみに、幼児向けマルチビタミン・ミネラルのコーナーもあります。
ただ、成人の私で試しても仕方ない上に、味で賛否両論がかなり分かれているようですので、興味のある方は各商品のレビューを良く読んで判断することをオススメします。(当サイトでご紹介している物も改めてリンク先のレビューを読むのがオススメです)
※アイハーブ(iHerb)の使い方ガイド・日本語化・留意点は → コチラ
※記事本文でご紹介の商品リンクから飛べば紹介コード割引【GHZ5033】とプロモコード【10LOYALTY】が自動適用されます。(最新の割引制度は公式サイトで確認してください)

安さこそが正義!良い時代になったものだ。

それなのに安全性はよっぽど高いってのも不思議ですね。

勉強道具も生活改善も、値段とパフォーマンスが比例するとは限りません。
他に何もサプリを使わなければ、こうしたマルチビタミン・ミネラルがそのままベースサプリメントとなります。
一方で、他のサプリも取り入れる場合でも、マルチビタミン・ミネラルをベースとして成分を加算していき、過剰摂取にならないように管理していくことが必要です。
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