勉強の先延ばし癖はToDoリストで克服!タスク管理で改善するコツ|勉強法・教育法③

先延ばし癖の克服はToDoリストでタスク管理効率的な勉強法のコツ

1ページ目 → 「『今すぐやる』必要性は?」という方向けのアドバイス

このページ → ToDoリストの具体的な使い方の例

 

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勉強の「やることリスト」:タスク管理の具体的方法

 

この段落は、「とにかく変わりたいけど方法が分からない」という方のために具体的方法をご紹介します。

 

なお、ToDoリストの書き方や管理の仕方はあくまでも人それぞれではあります。
とは言え、他人の書き方の真似でも自己流でも何でも構いませんので、とにかく書いて実践してみることが第一歩です。そこから試行錯誤を踏まえてより良い使い方を模索していけば良いということです。

 

「今は忙しくてできない」ならば次に実行する予定日時を今決める

 

本当はやりたいのだが、今日は膝に矢を受けてしまってな……。

だから明日から頑張る。仕方ないね。

 

ええ、もちろんそれでも構いませんよ。明日また教室に来て下さい。

では、明日の何時何分ごろが空いていますか?

 

へっ?さ、さあ……。明日にならないと分からないんじゃ?

では、明日の18時30分にまた教室に来て下さい。

 

ちょちょちょちょっと待って!明日は分からないって……。

では、他に空いている時間は何月何日何時何分ですか?

 

……えっ、えーと……いや、マイクラで素材集めを……。

それでいつも宿題を忘れてくるのね……。

つまり、予定は入っていないということですよね?

では今から始めます。

 

本当に今から他の予定のある方はそちらを優先させてください

ただし、次の空き時間がいつあるのかを今すぐ調べて予定に組み込んで下さい。組織単位や実業家のスケジュール調整ならさておき、一般人であれば1分程度で確認は出来るはずです

もしここで自身の予定もよく分からない状態であれば、余程の怪我や病気でない限りは間違いなく空き時間はいくらでもあります。

 

本当に空き時間が見つからないほど多忙な人であれば、なおさらスケジュール管理をしていないと物理的に手が回らないはずです。

 

これは、言い訳するための退路を理詰めで断つやり取りです。もちろん「行動しない理由」を何か探し出すのも個人の自由です。ですが、自分の行動に対する結果は全て自分自身の人生に返ってくる、という事実は留意した方が良いかと思います。

 

具体的方法:まずToDoリストで後回し案件を記録し「見える化」

 

では、さっそく問答無用で今からすぐに実践する課題を発表します。

それは、「ToDoリストを用意して実用化する」ということです。単純に言えば「やるべきことを記録したリスト」です。

 

なぜこの課題を選んだのですか?

それは、エンドレス後回しに終止符を打つためです。本当はスケジュール帳も使うべきですが、その段階の前にToDoリストでこれまで自身が先延ばしにしてきた事を「見える化」して記録を残すのが先決です。

 

うわ、面倒そう……。

いやならやめてもいいんですよ?

ぐぬぬ……話だけは聞こう。

 

今すぐToDoリストを用意する、無ければ今すぐ入手方法を決める

 

では、今からすぐにToDoリストにできるようなメモ帳やスケジュール帳を手元に準備してみましょう。

細かい部分は今は気にしないで構わないですので、まずは何でも良いので「今すぐ手元に」用意してみましょう。

 

スマホアプリやガラケーのメモ帳アプリでも、常に使える環境にあるならば利用しても良いです。

ただし、例えば中高生などでスマホ・ガラケーが学校で禁止されているような場合は紙の手帳やメモ帳の方が適しています

 

くっ、紙が無い……俺としたことが不覚……。もう無理だ……。

紙が無いのに普段どうやって学校で勉強してるの?(論破)

……ノートを持ってくる。

 

手頃なものが思い当たらなければ、ただのノートでもプリンターの用紙でも何でも構いませんので、リストを書いて貼り付けられるような1枚ペラの紙を用意してみて下さい。

 

では、せっかくですので、入手方法のToDoリストを今すぐ書いてみましょう

 

以下、『ToDoリストを用意する』ためのToDoリストの一例です。

□ ToDoリスト(に出来るようなメモ帳)入手!

□ 各メディアでリサーチする

□ スマホアプリで調べる

□ ネット通販で調べる

□ 文房具屋に行ってみる

□ いつ行くか?( 月 日)

□ どれを買うか決定して購入!

 

私が書く時の順番は、一番左にある列(インデント)が一番大きな項目で、右に行くごとに個別具体的な細目になるように書いていきます。

ですが、最初は上手く整理して書けなくても問題ありませんし、人によって書き方の好みも分かれます。

(私の書き方は、パラグラフリーディングの記事で解説したアウトラインの考え方と同じです。つまり、大きなレベルから次第に個別具体的なレベルに分ける感覚です。)

 

大事なのは具体的に何をするべきなのかハッキリと言葉で記録することです。キレイな書き方やさらなる改善方法などの話は、自分である程度実践できたのステップで考えることです。

 

現時点ではとりあえずこのチェックリストを一番目立つ場所に貼り付けておきましょう

そして、各項目が完了したら左の「□」にチェックを入れていきます。(不要な項目も消していってください)

逆に、後になって他のアイディアが浮かんだり問題点が生じたりした場合も、全てその都度書き足します

 

逆に言うと、ToDoリストの中で「いつまでもチェックが入らない項目」こそが先延ばしになっている案件ということです

 

コツが掴めそうな事柄は最優先、それ以外は期限とスケジュールから計画

 

こうして無事ToDoリストが用意できたら、「やるべきこと」を思いつくものからとにかく今すぐ紙に書き出していきます

 

ここで「ちょっと多すぎるな」と思う場合は、まずは別の紙に下書きで羅列してから必要なタスクを選んでToDoリストに入れていくのもアリです。

※ただ、個人的にはいっそ最初から全てToDoリストに落とし込んで後で取捨選択する方がしっくり来ます。

 

そこから、本当に「今すぐやるべきこと」と「今すぐやる必要は無いがやるべきこと」を分けてリスト化します

その際に、メモ帳自体を複数使い分けても構いませんが、その場合は情報がバラバラに分散しないように注意しましょう。あるいは1冊の中で前半ページと後半ページで分けるのも一つです。

 

ちなみに上の例で挙げた「ToDoリスト入手方法」は明らかに「今すぐ出来る」ものです。なぜなら、今ここでネットを使ってこの記事を読むだけの時間と環境があるからです。だからこそ言い訳は不可能です。文房具屋の件も、いつどこに行くか予定を決めることは今すぐできます。

 

何よりも緊急的な「今すぐ絶対やるべきこと」は、前半部で挙げた「何かコツが掴めそうなこと」です。これは、後になって思い出して書くというよりも、ピンときたらその時点で即取り掛かることが第一です。

コツの感覚は超重要な割りに記憶も抜け落ちやすいため、最優先事項と捉えて良いです。もしToDoリストに何か書き足す必要があるなら1分で終わらせて、今すぐ実践してコツを掴みましょう。

 

そして、「今すぐではないがやるべきこと」リストの方には各項目の大体の期限も書いておきます。それにより、これまで感覚任せだったスケジュール感を見える化します。

期限は、あまりギリギリの日時に設定するよりも、少し余裕を持たせるように設定した方が良いです。あるいは、最終的な期限とは別に、中間地点を設定して進捗状況(進み具合)をチェックするのも有効的です。

人によっては、カレンダー形式の方が馴染んでメインになるかも知れません。

 

これらが本当に自分で実践できれば、「先延ばしにして良いこと」と「後回しにしてはいけないこと」の区別がつくようになるはずです。

 

例えば、「□因数分解のコツが掴めそうだったので自分で試す」、「□第一志望の受験案内が公開されたので確認しておく」のような項目は今すぐにでもやるべき最優先事項と言えます。

 

また、「□次の模試までに数学の該当範囲の問題集をもう1周解き直す」のような場合はスケジュールに基づいて学習ペースを計画する必要がありますし、「□リラックス法・ルーティンを身につける」のような場合は今日から毎日決まった時間に確認するといった対応が考えられます。

 

いずれの場合でも大事なことは、現実として実行に移せているか自己チェックすることです

 

□ 【最優先】因数分解のコツが掴めそう!→問題集で試す
☑ 【最優先】○○高校の受験案内をネットで確認
□ 【~2/14〆】数学の問題集(図形・1次関数)をもう1周解き直す
□ 【毎日寝る前】リラックス法・ルーティンを身につける
□ → やることを紙に書いて貼る
□ 目標設定の記事を全部読む(ブクマ)
□ ググるワード 「数学 解法パターン」「ケアレスミス 対策零和ゲーム

 

最優先事項とそれ以外とでページ自体を分ける、というのは良いやり方です。全てのタスクを同列に並べてしまうと、逆にどこから手を付けるべきか分からなくなりがちだからです。

 

重要なブログ記事、サイト情報専用のブックマークフォルダを作る

 

ネットユーザーであれば非常に重要になってくるのはブックマークフォルダ(お気に入り)です。

細かい操作方法はブラウザによって異なりますので別途調べてみて下さい。

 

ブラウザって何ですか?

具体的に言うと、Chrome、Internet Explorer、Edge、Firefox、Safari、Opera、Sleipnir、Smoozなどです。

 

あっ、はい、よく分からないですがSafariは分かりました。

 

実際のところ、フォルダの名付けや区分けの段階から情報整理術は始まるのですが、ここでは置いておきます。

まずはToDoリストと同じように重要度でフォルダを分けて、重要だと思った記事をその都度フォルダに突っ込むところから始めてみてはいかがでしょうか。

フォルダ整理や自分にあった区分法などは試行錯誤で見えてくるものですので、もしブックマークを上手く活用出来ていなければ、まず初めに重要ページをブックマークフォルダにその都度突っ込む習慣をつけましょう。PCであれば個人的にはお気に入りバーを使う方がオススメです。

 

例えば、試しにこの記事をフォルダに入れておいて、ToDoリストに1週間後の日付を書いておいて、「□ このページをもう一度読んで再確認する」と追加するようなやり方もあります。

 

ToDoリストを日常生活でも使う具体例:マインクラフトの建築計画

 

うーん、でも気がすすまないなあ。まず勉強したくないし。

 

こんなこともあろうかと、マインクラフトの建築を例にToDoリストを作っていました

 

来た!マイクラ来た!これで勝つる!

あっ、いきなり元気になった。

 

※マインクラフトをゲーマーでない方向けに説明すると、バーチャル空間上で自由に建築や採掘、冒険などを行えるクリエイティブ性の塊のような伝説的作品です。自分で試行錯誤して考えることが求められるため、一定以上の年齢であれば知育にも一役買います。もし未成年でレッドストーン回路やMOD作成に興味が湧いたならば、そのまま将来の夢がIT分野に直結するキッカケとなるかも知れません。

 

前置きはさておき、こうした日常生活の中でもToDoリストは思考整理ツール・ライフハックとして役に立ちます

 

□ 新しい建物を建築する!

☑ 立地を決める。→オーシャンビュー!

☑ 立地に合わせてデザインを設計する!

☑ 必要な素材、資源量を見積もる。

☑ 冒険のために食料・装備・ベッドを揃える。

☑ 素材を集める。 →多めに集めておく!

☑ 原木10スタック

☑ 丸石10スタック

□ 羊毛10スタック →先に羊牧場を作る!

※ 染料:道中で見かけたらその都度全部拾う!

□ 設計に基づいて建築する!

□ 外枠の足場・骨格を作る

□ 大まかな壁と床天井を作る

□ 内装やディティールを作る

□ 全方位から眺めてみて修正を加えて完結!

 

そうそう!多分こんな感じだ!いつも行き当たりばったりでやるから建築って全然捗らないんだよなあ。気付いたら豆腐ハウス。

これでも実際の製造業などからしたらザックリにも程があるレベルですが、こうして遊びの中でもライフハックに繋がります。

 

よし!決めた!ToDoリストを上手く活用してゲーム実況系の有名ユーチューバーに俺はなる!

それもまた一つの道だと私は思います。

遊びも徹底して本気でやれば、そこから学べることは多々あります。

 

ちなみに町一つを作るような大規模建築であれば、全体のイメージも設計しつつも、一つ一つの家屋に区切って各々でリストを作って設計し一つずつ積み上げていくのが一般的だと思います。これはまさにミクロ視点とマクロ視点の関係であり、プログラミングにも通ずる話です。

 

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まとめ

 

結局のところ、後回しにして記憶が薄れた状態から勉強するよりも、記憶や感覚がフレッシュなうちに今すぐ実践するのが結局は効率的であり一番楽な道であると私は考えます。

その上で、頭の中で散乱していた「やるべきこと」をToDoリストに落とし込むことで「見える化」するとともに自分の頭を整理するのが是非ともオススメです。

 

もちろん当記事で述べたことを信じるか信じないかはあなた次第です

もちろん実践しないという選択も完全に個人の自由です。

 

私が出来るのは第三者的な立場からのアドバイスだけです。

ですが、少なくとも私が知る限りでは「明日から本気出す」で本当に本気を出せた例は見たことがありません

 

もしも「今すぐ実践」習慣が大切だと思っていただけたならば、可及的速やかに自分用のToDoリストを作りましょう。できればスケジュール帳も作りましょう。

その際、あちこちに情報をバラバラにメモするよりも、まずは重要な情報を1箇所に集約しようと意識するのが思考整理の第一歩です。

 

ただ記事を眺めているだけでは何も変わりません。変わるのであれば今から行動を始めた方が良いです思い立ったが吉日です。

 

なお、完璧主義になる必要は全くありません。むしろToDoリストを全て完璧にこなせる人と言うのは余程の「超人」か「そもそもリストアップしているタスクが少ない」かのどちらかです。大切なのは、一歩ずつ成長することです。
その上で、「もっと改善したい」という方は心理学や脳科学なども勉強してみると良いかと思います。

 

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